うれしいこと

テレビやCM、電車の中、街の看板。そこには「大切な人と共に」とか「大切な人へ贈ろう」とかの言葉があふれている。

その言葉を目にしたり、聞いたりするたびに、今でも彼のことが一番に思い浮かぶ。

元気にしてるかな? 幸せでいるかな?とか。

彼のことだから毎日を楽しく暮らしているだろうなとか。

 

私も、

わたしらしく暮らしています。

不器用でもまっすぐ生きられるように頑張っています。

彼に恥ずかしくないように生きたいと頑張っています。

私は、彼にとっての大切な人ではなくなってしまったけれど、

私は変わらず彼を大切に思う。

「大切」の仕方が変わった。ということかな。

 

それはうれしいこと。それはたのしいこと。

たとえば、もう2度と会えないとしても

私はここにいるし、彼もこの世界のどこかにいる。

それはおもしろいこと。

ワクワクすること。

 

人生ってオモシロ。

 

向き合わないメリット

ここ1年ずっと、失恋しただの、忘れられないだの言ってきた。

悔しいとかポジティブになりたいとか。

彼氏欲しいとか結婚したいとか。

でもずっと、前の彼ことばかり考えている。

過去のことに思いを馳せて落ち込んでいる。

そして勝手にひとり、苦しんでいる。

趣味「悲劇のヒロイン、自己憐憫

ホントそんな感じ。

さて、この自己憐憫から抜け出さない理由があるはずだ。

それは、自分の現在と将来に向き合うことから逃げているということ。

過去にとらわれることで未来を考えて想像することから逃げている。

そっちの方が楽だからね。

将来のこと考えるととてつもなく不安になる。

東京にいる意味とか、今の仕事で将来大丈夫なのかとか。

親にもっと会いたいとか、婚活はじめるには遅すぎるんじゃないのかとか。

いろいろ向き合わないといけないことから逃げて過去に生きている。

それでも、日々がんばって笑って生きているのだが。

だれか、だれか、触れ合いたい。

さみしさをぬぐいきれない。

それでも生きている

 失恋してからもう1年になる。

あれから1年間、ありとあらゆる感情を引き連れながら、今までの自分を省みて暮らしている。

喪失感、現実逃避、復縁を祈る、罪悪感、自己否定、憎しみ、嫉妬、誰かのせいにしたり、反対に自分を責めすぎたり。

 

その間に勉強して資格を取ったり、演劇をしたり、映画・ドラマ・アニメ・マンガ、

本を読んで自分磨きってやつをしている。

家事全般のレベルUP、美容院に行ってヨガに行ってネイルして外見も磨く。

 

そして気づいたことのひとつ。

「この努力を別れる前にしようよ!」っていうこと。

内面も外見も自分を成長させることはずっと続く。

一生、自分を磨き続ける必要がある。

それを怠って、彼の優しさに甘え、彼の誠実さを当たり前のように過ごしてきたのは

他でもない私である。

誰よりも、何よりも大切だったはずの彼を失うまでしなければ、私は気づけない人間で、変われない人間だったのだ。(今は変われたというわけでもない。)

自分の不実さ、後回し癖、めんどくさがり屋、他力本願。小さい約束を守らない。

彼との失恋でようやく変わる必要があることに気づき、その努力をし続ける必要があることを教えてもらった。

 

彼には新しい彼女ができて、一緒に暮らしているようだ。

1年前、私は自分に「彼の幸せを祝福できる自分であること」を目標に掲げ頑張ってきた。

さて、今の私は彼の幸せを祝福できる自分になれているのか。。。

答えは、、、、

なれていない( ´∀` )

「新しい女性に負けたのかー」とか思って悔しくなる。

けれど、私の方が彼を幸せにできたのに!とは思えない。

あの頃の私とい続ける彼はきっと幸せになれなかった。

それが分かっていたから、彼は別れることにしたのだと思う。

これからも、私は「いつかの私が彼の幸せを祝福できる自分」でいられるように暮らしていく。

そしていつか彼と再会することがあったら、その時は、ごめんなさいとまっすぐ伝えられる自分でいられるように生きていく。

 

悲しみ果ては

素晴らしい日々を送っていこう(エレカシ❤)

「場」がある幸せ

2020年3月10日 37歳

今、この時。

役者として舞台に立てる。

人前で表現できる。

素晴らしい人たちに囲まれて暮らしている。

今、ここにいられることに心から感謝している。

みんな、ありがとう!!!!!!!!!!

最近思うこと

新型コロナウイルスが猛威をふるっているなか、花粉の季節も始まった。

私は花粉症ではないけれど、昔の彼が花粉症だった。

この季節になると常に機嫌が悪かったことを思い出す。

まだ彼が花粉症になる前、よく桜を見に出かけていた。

上野公園で待ち合わせたり、カレーとかサンドイッチを作って飛鳥山公園に行ったり。

桜餅も作った気もする。

 

別れてもうすぐ1年。まだまだまだ、折にふれ思い出す。

いや、折にふれどころか常に思いだす。

この気持ちを「まだ好き」とか「忘れられない」というのかは謎だけれど、少なくとも私のことを好きでいてくれたあの頃の彼のことを好きではなくなることは一生ない。

男性はフォルダ保存で女性は上書き保存。良く聞く言葉。

私は女だけれどフォルダ保存だ。恐ろしいくらい引きずる。

引きずるといっても、それでも振られた直後に比べればだいぶ立ち直っている。

過去のことを思い出すきっかけを見ても心を捕まれるような強い痛みは感じなくなった。

「猫」「ジブリ」「スヌーピー」「鹿児島」「浦和レッズ」「テラスハウス」「熊本」とか。ちょっと、うぅぅっっ。。。ってなるくらい。

大丈夫。今までの「まつかな」「あかねちゃん」「諫早」「ぷーさん」も今は何も思いださなくなった。

時は流れる。諸行無常。忘れなくても、いつかは無関心になる時が来る。

 

はやく新しい人を見つけろといわれることもある。

それも一つの立ち直り方だと思う。

ただ、この終わりだけは、丁寧に丁寧に幕を下ろしたい。

もちろん既に彼との恋人という関係は終わっている。

ただ、私の中の「ひとりの人を長く好きでいる」という感情は終わっていない。

ある意味、私の片思いを私の中で丁寧に終わらせたい。ということ。

一度、無理やり終わらせようとして失敗したから。

そしてたくさんの人を傷つけたから。

まだ、まだ新しく誰かを好きになることはできそうにない。

心にブロックがあるみたい。また、恋愛して誰かを傷つけたり傷ついたりすることから逃げているのかもしれない。

ひとりで生きていける強さと誰かと共に生きる強さ。

ひとりで生きていく覚悟をもったうえで、大切な人を幸せにしたい。

 

 

 

悲しみを乗り越えて前に進む

別れてもう半年になろうとしているのになかなか乗り越えられていない気がする。

毎日一人でさみしい。とか、あれもこれも一緒に観たいことややりたいことができない。とか。人ひとりを傷つけたり大切にできないということは、人としてダメなんじゃないかとか。愛される資格がないとか、もう売れ残りだ。とか。自分の甘さやズボラさ、喪失感、無力感、罪悪感、絶望感とかとか、いろいろな感情が次から次へと押し寄せてくる。

乗り越えるにはこういった感情を感じなくなったときが乗り越えられたということだし、そこからようやく前に進めるのだと思う。

と思っていたのだけれど。

果たしてさっき挙げた感情を全く感じなくなる日なんて来るのだろうか。

来ないよね(笑)

大好きな人に好かれなくなったこと、もう一緒にいれないことは事実だし。

一緒に過ごしたたくさんの幸せだった日々は確実にあったのだし。

それが現実だし。忘れることは絶対無理だし、忘れたくはないし。

やがで思い出すことが少なくなって、考えることもなくなって、ふとした時に悲しくなったりさみしくなったりする感情も抱えながら生きていくということが悲しみを乗り越えることだと思う。

そう考えるともう私前に進んでるよね。

半径5m以内を好きになっていく。

 最近、夢に昔の彼がよく出てくる。

その意味を考えてみたりするけど、とうていわからないから

まだ引きずってんだなーって思ってせつなさとかさみしさは手放す。

一つの感情にとどまるのってしんどいよね。

人やモノや感情や状況。

対象はなんであれ「執着」ってものはめちゃくちゃエネルギー使うし

疲れる。無駄に。ある種の重たさを感じる。嫌な重たさ。

彼と別れて5か月たった今、ようやく「自分の好きなもの」を好きな感覚を思いだしてきた。

彼がいるとさ、彼の好きな音楽を好きになって彼の好きな料理をよく作るようになって。ってな感じで自分の好きなものと彼の好きなものの境がなくなるよね。付き合っている時はそれが良いことだしうれしいことだし好きなものが増えて楽しいんだけれど、別れると「あれ??私何が好きなんだっけ??」ってなる。

そんな風にならない人もいるだろうから、私の大部分は彼だったんだなと気づく。

それはそれは彼も重たくて大変だったろう。

そして今は、もう彼と共有するものもなくなって、私は私の聞きたい音楽を聞くし、見たい映画を見るし、彼の知らないエロくてかわいい女優を見つけては愛でる。

だれかに影響されずに好きなものがあるって感覚。

ひさしぶりでめちゃくちゃ幸せ。

どうせ誰かと共有したくなるんだけど。人間だし。さみしがり屋だし。

ただ、この好きなものを好きでいる感覚が好きだし。

こんな自分が好き。

性格悪くて、めんどくさくて、さみしがりやなのに一人が好きで、引っ込み思案の目立ちたがり屋な、ナルシストな自分がどうやっても好きなことに気づいたよ。